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サッカーのチームづくりに学ぶ、強い組織をつくる秘訣とは? アテネ五輪日本代表監督・山本氏を招きWebセミナーを開催しました

サッカーのチームづくりに学ぶ、強い組織をつくる秘訣とは? アテネ五輪日本代表監督・山本氏を招きWebセミナーを開催しました|イベントレポート|組織開発・人材育成

2020.07.15

当社は6月17日、アテネ五輪サッカー日本代表監督としてチームを率いた山本昌邦氏をお招きし、Webセミナーを開催しました。『強い組織のつくり方』×『人のこころを育てる力』をテーマに掲げ、組織づくりのコツやリーダーに求められる要素についてお話しいただきました。

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強い組織づくり、良いリーダーに必要な要素を共有

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、"働き方"や"組織の在り方"が大きく変化している昨今。変化の中で企業が成果を出し続け、成長していくには、大きな変化にも柔軟に対応できる"強い組織"をつくることが不可欠です。

今回講師として登壇いただいた山本昌邦氏は、サッカー日本代表のコーチとして2002年のW杯ベスト16に貢献。また、アテネ五輪のサッカー日本代表監督やJリーグ・ジュビロ磐田の監督などを歴任し、コーチ・監督として様々な年代の選手の指導に当たってきました。本セミナーでは、山本氏の"チームづくり"の経験をもとに、強いチームをつくるために欠かせない「感情のマネジメント」や、「チームを引っ張っていくリーダーが、(監督やコーチではなく)チームメンバーの中にいること」の重要性などについて共有していただき、そこからビジネスに活かせるヒントを探りました。

管理職に求められるのはコーチングのプロセスに沿って"寄り添うこと"

質疑応答のコーナーでは、「企業の管理職として、メンバーを奮い立たせる方法を知りたい」との声が多く寄せられ、それに対し山本氏は「寄り添っていくこと」と断言。「話を聞くことが指導者の仕事。"今日はどうした?"でテーマを選択させ、"君はどうしたい?"で目標を設定させる、そして"どうすればいいと思う?"で新たな視点を与える。教えるだけでは"それしかできない"状態になってしまう。コーチングのプロセスに沿って良い質問をし、本人に"気づかせる"テクニックを身につけることが指導者(=管理職)に必要」とのポイントを披露し、セミナーを締めくくりました。

テレワークの導入が急速に進む今、「コミュニケーション不足」が課題となっていること、また「上司に相談する機会」を求める新入社員が多いことなどが当社の調査で明らかになっています。このような状況下では、コーチングという手法を用い、社員一人ひとりに寄り添っていくことが大きな効果を発揮するのではないでしょうか。

当社は今後も、様々な視点から企業や組織、社員の成長を実現するヒントを発信していきます。今後の活動にご期待ください。

■登壇者紹介

【第一部】20代・若手リーダー育成の要諦―大きく差がつくゴールデンエイジで行うべきこととは―/根本博之|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_5
山本昌邦(やまもと・まさくに)
現役時代は、ディフェンダーとしてユース代表、ユニバーシアード代表、日本代表とそれぞれの世代で活躍。1987年、現役引退。1997年のワールドユースでは、監督としてベスト8という好成績を収めた。その後、ジュビロ磐田のコーチを経て、日本代表コーチとしてフィリップ・トルシエ氏やジーコ氏を支える。2004年のアテネ五輪では日本代表監督を務め、同年11月にジュビロ磐田の監督に就任した。現在は、サッカー解説や高校・大学での指導など、幅広い活動を展開している。1958年、静岡県生まれ
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