社内イベントが実施されたことのない企業でも、新人は社内イベントに期待している!?
2017年6月5日
人材育成クイックリサーチは人材育成にまつわる課題やトレンドについて、「成長意欲の高いビジネスパーソン」であるBiz CAMPUS Basic研修受講者を対象に自社でリサーチを行いレポートしています。アンケートの集計・分析結果を基に、人材育成に携わる方々や人事担当の皆さまに役立つ情報を提供します。
今月は「社内イベントに対する考え」について、新人から管理職までの受講者を対象にアンケートを実施しました。対象者のうち、2,426名から回答をいただきました。
- レポートのサマリ
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- 1. 社内イベントが「実施された」と回答した人の7割は社内イベント実施前から「参加したい」と考えていた
- 2. 実施前から「参加したい」と考えていた社内イベント参加者の9割以上が、参加してみて「期待以上だった」「期待どおりだった」と感じている
- 3. 社内イベントが「実施されなかった」と回答した人のうち、「参加したい」と考えていた割合は、新人が約6割と他の役職と比べて最も高い
1. 社内イベントが「実施された」と回答した人の7割は社内イベント実施前から「参加したい」と考えていた
詳細
- ・回答者の7割近くが、自社で社内イベントが「実施された」と回答した(fig.1)。
- ・社内イベントが「実施された」と回答した人のうち7割は実施前から社内イベントに「参加したい」と考えており、「実施されなかった」と回答した人のうち6割は社内イベントに「参加したくない」と考えていた(fig.2)。
2. 実施前から「参加したい」と考えていた社内イベント参加者の9割以上が、参加してみて「期待以上だった」「期待どおりだった」と感じている
詳細
- ・社内イベント実施前から「参加したい」と考えていた回答者の9割以上が、参加してみて「期待以上だった」「期待どおりだった」と感じている(順に16.7%、75.3%)(fig.3)。
- ・社内イベント実施前は「参加したくない」と考えていた回答者の2割近くが、参加してみて「期待以上だった」と感じている(fig.3)。
3. 社内イベントが「実施されなかった」と回答した人のうち、「参加したい」と考えていた割合は、新人が約6割と他の役職と比べて最も高い
詳細
- ・「参加したい」と考えていた割合は、新人が他の役職と比べて最も高い(59.2%)。
- ・一般社員から係長・主任、管理職にかけては「参加したいと考えていた」と答えた割合に大きな差はない(ともにfig.4)。
以上より、調査結果をまとめると以下のようなことが言えます。
- ・社内イベントが実施されている企業で働く人の多くは参加する前から社内イベントに参加したいと考えている。また、実際に参加してみて満足している。
- ・社内イベントが実施されていない企業で働く人のうち、新人を除く多くの人が参加したくないと考えている。一方で、新人の多くは社内イベントに参加したいと考えている。
社内イベントに前向きか否かは、社内イベントが実施されているかどうかによって分かれる調査結果となりました。
ちなみに当社でも、本年度1泊2日の社員旅行が行われました。
数年ぶりの催行でしたが、普段仕事で関わることの少ない社員同士で交流したり、経営者から社員へ今後に向けた決意が伝えられたりと、とても有意義なものとなりました。
働き方の見直しが大きなテーマとなる中で、新たに社内イベントを実施して社内のコミュニケーションを促進したい、組織の一体感を醸成したいと考えている経営者や人事担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし今まで社内イベントを実施したことがない場合、一般以上の社員の間では参加したくないという考えが主流でありつつも、新人には社内イベントに参加したいと思っている人が多いことを押さえて検討してみてはいかがでしょうか。
【アンケート実施概要】
アンケート名 | 人材育成クイックリサーチ |
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対象 | Biz CAMPUS Basicの研修受講者(東京会場で開催の研修) |
時期 | 2017年3月8日 ~ 3月21日 |
回答数 | 2,426名 |
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