オリンピック金メダリストに学ぶ「結果を出し続ける思考法」 ソフトボール日本代表・山田恵里氏を迎え、スペシャルセミナーを開催しました|イベントレポート|組織開発・人材育成

2022.01.05

当社は12月2日、東京オリンピックソフトボールの金メダリスト、山田恵里氏をお招きし、Webセミナーを開催しました。このセミナーは、各界の著名人にご登壇いただき、ご自身の経験やそこから得られた学びなどを語っていただくスペシャルセミナーです。第4弾となった今回は、「スポーツ」の視点から、結果を出し続けるために必要な思考法についてお話しいただきました。当日の様子をレポートします。

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第4弾は「スポーツ」から仕事のヒントを学ぶ1時間!

ソフトボール日本代表・山田恵里氏を迎え、スペシャルセミナーを開催しました

当社は現在、設立15周年を記念し様々なプロジェクトを推進しています。その1つである本セミナーは、各界の著名人を講師に招き、ビジネスパーソンの皆さまに"学びの楽しさ"をお届けするスペシャル企画です。
12月2日のセミナーには、2021年東京オリンピック金メダルの立役者・山田恵里氏にご登壇いただきました。山田氏は日本ソフトボール界が誇るレジェンド選手。東京オリンピックでは主将としてチームをけん引し、13年越しの連覇に大きく貢献しました。

セミナーでは、「結果を出し続ける思考法」をテーマに掲げ、ご自身のオリンピックでの経験などをもとにプレッシャーの乗り越え方や自分のモチベーションを保つための目標設定の仕方についてお話しいただき、仕事に活かせるヒントを約150人の参加者とともに探りました。

主将として「絶対に金メダル」のプレッシャーに押しつぶされそうだった東京オリンピック

冒頭では今年のオリンピックの写真や動画を流しながら、試合や選手村での様子を共有。金メダルもご持参いただき、楽しい思い出を共有した一方、「2008年の北京五輪は諸先輩方もいてただただ楽しかったけど、今回は主将。絶対に金メダルをとらなければいけないというプレッシャーが怖くて仕方がなかった」と言います。
「皆さんの仕事の中でもプレッシャーはあるはず。心が整っていないと次の行動にも移せない。結果を出すためにも、まずはそこから。」だと語りました。

山田恵里氏セミナー1

日々のルーティンが、プレッシャーを乗り越え結果を出すことにつながる

プレッシャーによるストレスやスランプに対処するとき、一番大切なことはどうやって心を整えるか。そのために山田氏が実践しているのが、"日々のルーティンを意識すること"だと言います。
「同じことを365日変えずに行うことが大切。毎日繰り返すことでちょっとした違いに気が付くことができるようになる。自分の心が整っている状態を把握できれば、どこに戻せば良いかもわかるようになる。」と語った様子からは、日々のルーティンが山田氏のマインドや自信を支えていることが伝わってきました。行っているルーティンの例としては、カバンにモノを入れる順番や日々の打撃練習の本数などを挙げ、「気持ちや調整に波をつくらず、安定してやっていくためにもルーティンは大事。特に私はルーティンが崩れるとダメになるので、それを念頭において決めたことをやりきることを徹底しています」と語りました。

その他にも、プレーヤーからキャプテンになったことでの役割の変化を感じた経験や同僚との付き合い方、目標設定の仕方など、多くのビジネスパーソンが日々感じている課題についても、ご自身の経験談をもとに、どう考えたのかまで詳しく語っていただきました。

山田恵里氏セミナー2

次回のスペシャルセミナーは2月開催!

講演終了後の質疑応答のコーナーでは、「ルーティンを続けるためのコツはあるか」「どうしても苦手な人とはどのように接しているか」など質問の他、「プレッシャーに負けそうになっている部下にはなんと声をかけてあげるのが良いか」「監督(上司)とチーム(部下)の架け橋として気を付けていることはあるか」と、リーダーとしての悩みにヒントを求める質問が多く見られたことが印象的でした。
また、セミナー後にご協力いただいたアンケートでは、85%以上の参加者が新しいことを学びたいと「強く思った」「思った」と回答。自身が監督しているチームでの講演を希望するコメントも寄せられ、満足度の高さがうかがえました。

スペシャルセミナー第5弾は2月を予定しています。詳細は後日、当社15周年特設サイトにてご案内します。ご期待ください。

山田恵里氏プロフィール
山田恵里(やまだ・えり)

小学1年の時、兄がいた少年野球チームにはいり、野球を始める。中学入学後は、男子の野球部に所属。中学3年の時には不動の1番バッターをつとめた。高校入学と同時に、女子は甲子園には出場できないと知り、高校からはソフトボールを始める。高校2年、3年と、インターハイ優勝。 高校卒業後、日立製作所に入社。日本リーグで本塁打王、打点王、ベストナイン、新人賞を獲得したほか、シーズン最多打点、最多得点、最多二塁打、最多盗塁、8連続安打のリーグ記録を打ち立てる。
2021年 7月25日に行われた横浜スタジアムでの東京オリンピック、カナダとの予選リーグで延長8回裏に、一死満塁でセンター前ヒットを放ち日本の決勝進出、金メダル獲得に大きく貢献した。

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