大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎氏を迎え スペシャルセミナー第3弾を開催しました|イベントレポート|組織開発・人材育成

2021.10.26

当社は10月19日、世界中で大ヒットを記録している『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎氏をお招きし、Webセミナーを開催しました。このセミナーは、各界の著名人にご登壇いただき、ご自身の経験やそこから得られた学びなどを語っていただくスペシャルセミナーです。第3弾となった今回は、「哲学」の視点から働き方や仕事に対する悩みを解決するためのヒントを共有していただきました。

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よく生きる=幸せに生きるために働くことの意味を考えた1時間

大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎氏を迎え スペシャルセミナー第3弾を開催しました

当社は現在、設立15周年を記念し様々なプロジェクトを推進しています。その1つである本セミナーは、各界の著名人を講師に招き、ビジネスパーソンに"学びの楽しさ"を届けるスペシャル企画です。第3弾となった10月19日のセミナーには、アドラー心理学研究の第一人者である岸見一郎氏にご登壇いただきました。

岸見氏といえば、世界的ベストセラーになった『嫌われる勇気』、その続編である『幸せになる勇気』の著者としても広く知られ、アドラー心理学や古代哲学に関する執筆・講演活動を通じて、様々な情報を発信しています。

本セミナーには、1,000人を超すビジネスパーソンから申し込みがあり、当日は「よく生きるために働くということ」というテーマのもと、岸見氏とともに、働くことや生きることについて、また仕事における自分の価値とは何かについて考えていきました。

「上司と部下」の関係性を良くするには? その解決策への質問集まる

普段の仕事や職場での振る舞いについて、改めて考えるきっかけとなった本セミナー。講演に続く質疑応答のコーナーでは、働くうえで避けては通れない「上司と部下」の関係性に関する質問が多数寄せられました。「上司に"威圧的な態度"を取られたときの立ち直り方を知りたい」という質問に対して岸見氏は、まずは「感情的なものを取り払い、上司が何を伝えたかったかを考える」ことの必要性を解説。また、「自分の何が悪かったのか、どこを改善すべきなのか、きちんと冷静に説明してもらう」ためのアプローチを取ることも大切と、部下側だけでなく上司側の参考となるヒントも共有してくれました。

参加者からはこのほかにも、「部下に対して"自分が優位である"という感覚があることに気がついた。回避する方法はあるか」「感情的になり怒りをぶつけてしまう管理職への指導方法を教えてほしい」などの質問が寄せられ、セミナーを通じて上司・部下の関係性をより良くする方法を学び取ろうとしている姿勢がうかがえました。

次回のスペシャルセミナーは12月。ぜひご参加ください!

セミナー後のアンケートでは、90%以上の参加者が新しいことを学びたいと「強く思った」「思った」と回答。第1弾、第2弾のセミナーに続き、学びへの意欲や学ぶことの楽しさを届けられたようです。

次回、第4弾は12月の開催を予定しています。詳細は後日、当社15周年特設サイトにてご案内します。ご期待ください。

岸見一郎氏プロフィール
岸見一郎(きしみ・いちろう)

1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。専門の哲学に並行して、心理学のフロイト、ユングと並ぶアドラー心理学を研究。京都教育大学教育学部、甲南大学文学部、奈良女子大学文学部非常勤講師、京都聖カタリナ高等学校看護専攻科(心理学)非常勤講師などを歴任。

著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(古賀史健と共著、ダイヤモンド社)、『アドラーをじっくり読む』(中央公論新社)、『愛とためらいの哲学』『老いる勇気』(KKベストセラーズ)、『成功ではなく、幸福について語ろう』(幻冬舎)、訳書にアドラー『個人心理学講義』『人生の意味の心理学』(アルテ)、プラトン『ティマイオス・クリティアス』(白澤社)など多数。

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