協立機電工業株式会社 様
従来、若手社員のボトムアップ提案を受け入れる風土が根付いている協立機電工業株式会社。積極的な発信・提案ができる社員としての礎を築くべく、内定者や新入社員の教育・育成に注力しています。その一環としてご利用いただいているのが、内定者・新入社員向けのビジネススキル学習アプリ「Mobile Knowledge for Freshers」と「実践トレーニング」です。企画部の太田一馬様と人事部の小林史奈様、2021年度入社の3人にお集まりいただき、当社サービスの活用方法や導入効果、研修への参加を通じて得られたことなどを語っていただきました。 *新型コロナウイルス感染防止のため、十分に距離を取りインタビューを実施いたしました
 
  • 協立機電工業 太田一馬 様

    太田一馬 様
    企画部
    (教育担当)

  • 協立機電工業 小林史奈 様

    小林史奈 様
    人事部
    (採用担当)

  • 協立機電工業 梶川菜々子 様

    梶川菜々子 様
    コンポーネント二部

  • 協立機電工業 山岡洸平 様

    山岡洸平 様
    産業部

  • 協立機電工業 杉山誠人 様

    杉山誠人 様
    産業部

 
以下、敬称略
 
  • インタビューのサマリ
  • インタビューのサマリ

    • Mobile Knowledge for Freshers+実践トレーニング導入目的

      • ・ 内定者にとって負担の少ない内定者教育を実践するため
      • ・「学習アプリでのインプット」+「実践トレーニングでのアウトプット」で知識の定着を図るため
      • ・ 現場で後回しになりがちな社会人としての基礎知識を身につけてもらうため

    • Mobile Knowledge for Freshers+実践トレーニング導入効果

      • ・ 入社後の新入社員研修がスムーズに行えるようになった
      • ・ 配属後すぐに役立つ基礎力、将来的に応用できる基礎力が身についた
      • ・ 他社の新入社員との交流で、刺激をもらうことができた

   

内定者教育で大事にしているのは「負担をかけない」こと

- 本日はよろしくお願いします。最初に、御社の事業や御社の強みをお聞かせください。
小林様_1

 【小林】当社は日立製作所および日立グループの特約店として、電気機械設備をはじめ、 機械部品や電子部品、また当社にて開発から営業、サポートまで行っている産婦人科向け医療システムなど、多岐にわたる製品を扱っています。大きな特徴は、技術部隊を持っていることです。製品を販売して終わりではなく、"技術商社"として販売から設置、保守・メンテナンスまでを一貫してサポートすることで、お客さまと長いつながりを持った事業を展開できるのが強みの1つです。


太田様

 【太田】事業部によってやっていることは本当に様々で、それぞれに営業職や技術職、また医療システム部門には医療エンジニアも在籍しています。そのため、各部門でプロフェッショナルを育てることで、専門性の高いサービスを提供できる体制を築いています。


- 多様な人材が集まる中、理想の人材像に向け社員を育てていくには、入社直後の教育が非常に重要な役割を果たすと考えています。御社ではどのような新入社員教育を実施していますか?
太田様

 【太田】当社では、新入社員向けに入社後約2週間の新入社員研修期間を設け、様々な研修を実施しています。2015年からは、ALL DIFFERENT株式会社さんのモバイル学習アプリ「Mobile Knowledge for Freshers(以下、MKF)」を活用し、入社後だけでなく内定期間も使って社会人に必要な基本的な知識を学習してもらっています。

実は、MKFの導入前は、内定者に教育テキストを送付し、課題をこなしてもらうという取り組みを行っていました。しかしまだ学生である内定者にあまり負担をかけたくなかったので、他にもっと手軽にできるものはないかと探していました。

正直言って、入社後2週間の研修で基礎の基礎から教えるには時間が足りないなという思いもあって。そんなとき、ALL DIFFERENT株式会社さんに紹介していただいたのがMKFだったんです。MKFの学習アプリには約200のコンテンツがありますが、1つ1つのコンテンツは短く、スマートフォンを使って手軽に学習できるため、大きな負担をかけることなく学習に取り組んでもらえる点が魅力的でした。


小林様_2

 【小林】内定者に負担をかけたくないとはいえ、採用活動を進める中で「社会人としての振る舞いを知らなくて心配」という声が聞かれるほか、「教育はどうなっているんですか?」という質問もよく受けますので、内定者が学びに対して前向きなのは確かです。入社前に知識をインプットする機会をつくることで不安の払しょくにもつながりますので、MKFは会社・内定者双方のニーズにマッチしていると思います。


 

"知っている"を"できる"に変えるのは大変!だから実践的なトレーニングが必要

- MKFに加え、インプットした知識を研修でアウトプットする「実践トレーニング」もご利用いただいています。
その理由は何でしょうか?
太田様

 【太田】アプリを使えばもちろん知識のインプットはできますが、実際は「やってみたらできない」ことは多いですよね。そのため、入社後にMKFで学んだことをアウトプットできる実践トレーニングも導入することにしました。トレーニングでの実践にとどまらず、講師の方から適切なフィードバックを受けることで、使える知識へと変わっていきます。それが実現できる実践トレーニングの存在はありがたいですね。


-昨年まで1日で提供していた実践トレーニングですが、2021年度からは2日間・3日間コースの提供も開始しました。
御社は3日間コースを選択されましたが、なぜ3日間コースを選んだのですか?
太田様

 【太田】実際に実践トレーニングを受講した社員たちの評判もよく、また当社では、ALL DIFFERENT株式会社さんのビジネス研修サービス*も利用していて、前々から講師の質に信頼を寄せていたので、しっかりトレーニングしてもらえる3日間コースを迷わず選択しました。
*定額制集合研修サービス「Biz CAMPUS Basic」


小林様_2

 【小林】3日間あると、名刺交換や挨拶といったビジネスマナーだけでなく、コミュニケーションやコンプライアンスといったところまで、幅広いテーマを"実践"できますので、そういう意味でも3日間コースにしてよかったですね。


 

3日間の実践トレーニング充実したグループワークで社外同期と切磋琢磨

- では、2021年度入社の皆さんにお伺いします。3日間のうち、1日目は集合研修、2日目・3日目はオンラインでの研修を受講いただきました。受けてみていかがでしたか?
梶川様_2

【梶川】1日目の集合研修で他社の新入社員の方々とグループワークを行ったのですが、同じ年代、同じ新入社員という立場の方と一緒だったので、とても心強かったです。何かできないことがあっても、他の方もできていないという場面もたくさんありましたから、「一緒に頑張ろう!」という意識がたった1日で芽生えました。

ただ、Zoomで行った2日目と3日目の研修は、思いのほか体力を使ったなというのが正直な感想です。カメラの前だと、会場以上に意識すべき要素が多いのかなと。でも、オンライン研修なのにグループワークがあり、他の会社の方と話す機会があったので、わからないことがあっても「どうしたらいいのだろう」と一緒に考えることができましたし、考えても正解が出てこないときは、講師の方に質問することもできました。少人数制のグループワークで、意見を出しやすかった点もよかったです。


山岡様_2

【山岡】私の場合オンラインでの研修は、座ったままだったこともあり、ちょっと眠くなってしまいました(笑)。とはいえ、ロールプレイングなどグループワークの時間がしっかりあり、講師の話を聞くだけでなく、自身で考える時間もたくさんあった点はすごくよかったです。1日目の集合研修は、名刺交換や挨拶の練習などで体を動かす時間が多かったので、常に集中できていたんじゃないかなと思います。


- パソコンの画面越しでは、実際に対面で行うのとはまた違った緊張感がありますからね。杉山さんも、オンラインでの研修はきつかったですか?
杉山様_2

【杉山】初めて行うことも多かったですし、社会に出て必要なことを幅広く教えていただいたので、きついなという感じはなかったです。ただ、梶川や山岡と比べてMKFでの学習が遅れていたこともあり...、事前にきちんと勉強しておけばより効果が得られたのではないかと反省しています。


太田様_2

 【太田】MKFは約200のコンテンツがありますよね。内定期間中に全コンテンツをこなして完璧に覚えていなくても、何となく頭に残っている、その状態で実践トレーニングを受けることで、知識を定着させることが重要なのだと考えています。実践トレーニングを導入したことで、その後社内で行う新入社員研修がやりやすくなったのは事実ですから、私たち採用・教育担当者としても非常に助かっています。

何より、1日目の研修を終えて帰ってきた皆の顔を見たら、他社の参加者から刺激を受けたせいか、すごくイキイキしていたんです。他社の参加者と切磋琢磨できる点も、実践トレーニングの魅力の1つではないでしょうか。


 

「MKF+実践トレーニング」で基礎を固めれば、臨機応変に動ける人に!

- 様々な研修を終え各部門に配属された今、役立っていることはありますか?
杉山様_2

【杉山】実は昨日(本インタビューの前日)、初めて電話応対の機会があったんです。その際、きちんと先方の会社名やお名前を聞き取りメモすることができて、先輩にメールで伝達することもできました。もし実践トレーニングを受けていなかったら、スムーズに対応できなかったのではないかと思います。


梶川様_2

【梶川】私も電話応対は一番不安な部分だったので、グループワークで何度も何度も練習しました。今、1日に3~5本程度電話を受ける機会がありますが、グループワークがなかったらうまく対応できていなかっただろうな、練習できて本当によかったなと実感しています。


山岡様_2

【山岡】私は、報連相の研修が一番印象に残っています。というのも、昔から報告や連絡を忘れてしまうことがあって...。実践トレーニングで何度も「報連相は大事」と教わったので、意識して取り組めるようになりました。


梶川様、山岡様、杉山様
- では、採用・教育担当者のお二人から見て感じられる効果はありますか?
太田様_2

【太田】ここ数年の新入社員を見ていると、名刺交換ひとつを取っても、皆スムーズに行えるようになったと感じています。これはMKFと実践トレーニングの効果だと思います。


小林様_2

【小林】それに、ビジネスマナーには臨機応変さも求められますので、研修で学んだことを"そのまま"の形で実践するケースはあまりないですよね。まずは研修できちんとした基礎を身につける。そうすれば、配属先の慣習・方針などで多少崩れたとしても根底部分はキープできますから、実践トレーニングで基礎を学ぶことは、応用にもつながる良い経験といえるのではないでしょうか。

私自身、新入社員のときに実践トレーニングを受け、3年経った今でも学んだ内容を思い出すことがあるんです。業務の細かい場面でちょこちょこ浮かんでくるので、現場で使える知識をつけていただけたと感謝しています。


- 実践トレーニングは、応用のための基礎をつくるという位置づけでもあるのですね。これからMKFを導入する企業にとって、非常に参考になります。最後に、今後の当社への期待をお聞かせください。
太田様_2

【太田】私自身、これまで何度もALL DIFFERENT株式会社さんの研修を受けてきましたが、講師の質の高さにはいつも感心させられています。なので、ALL DIFFERENT株式会社さん自体がどんなトレーニングをしているのか気になっていて(笑)。その裏側を探るためにも積極的に研修に参加しているという面もあるんです。研修を通じて各テーマのスキルアップを図るだけでなく、講師の方々に注目することで、教育 担当者としての勉強にもなるということです。今後も研修をはじめ様々な面でサポートしていただき、一緒に人材育成を進化させていきたいと思っています。


設立
1949
事業内容
(1)産業機械、空調機器、ビル設備機器、電子機械部品、
(2)空調設備工事、給排水衛生設備工事、産業用設備工事、メンテナンス
(3)医療機械器具製造販売、ソフトウェア開発
従業員数
:197
本社
:東京都新宿区水道町3-9
企業サイト
https://www.kyoritsu-kiden.co.jp/

ご利用サービス

社名
協立機電工業株式会社 様
業種
卸売業・小売業
従業員数
101人~500人以下
エリア
関東
階層
新入社員
利用サービス
Mobile Knowledge
課題